創業以来手掛けてきたのは、あらゆるライフスタイルや年齢、国籍、文化に寄り添う靴作り。コンフォートシューズとして世界で愛されるエコーの靴ですが、デザインは? と、これまでなかなか試せずにきた人もいることでしょう。そんな方にこそ見て触れて、足入れしてみて欲しいのです。今年でちょうど60年。さまざまな人に寄り添い続けて磨かれた機能美は、きっとあなたの想像以上。何しろココは、デザイン大国・デンマーク生まれのシューメーカー、なのですから。
いかにも北欧らしい白くてシンプルな設えの店内は、決して広いわけではありません。それでも壁面の棚には一定の間隔を保ちつつ、インテリア同様のシンプルな靴たちが厳選されて並びます。
注目の新商品はといえば入口中央の、やはり白いチェストの上に丁寧にディスプレー。私たちを優しく迎え入れてくれるのです。
北欧のアパレルブランドのボタニカルでフルーティーなモチーフ使いと比べれば、同じ北欧デザインとはいえ、確かにエコーの靴に華やかさはあまりないのかもしれません。ですが・・・
機能美光る端正な佇まいの靴たちにはそれぞれ、ディテールにこだわったデザインが施され、ただ楽チンなだけの靴でないことは一目瞭然です。
例えば2023年春夏の新作『WAVEコレクション』の一足(上写真)は、ブランドのイニシアル「e」を波のように連ねエンボスで落とし込んだグラフィカルなビジュアルが、単色ながらインパクト大。モードなファッションでキメた日や、逆にコンサバを意識した日の足もとさえも印象深く、個性的に演出してくれそう・・・♪
そして店内をぐるりと見渡してみると、遠目には白っぽく見えていた靴たちが、実はスモーキーカラーやシャーベットカラーを少しずつ、センスよく組み合わせた北欧テイスト漂うスニーカーだったのだと気づくのです(↓)。
「流山ではブラックやブラウンといったベーシックカラーが人気なのですが、春ですし、こういった優しい色みを一度お試しいただきたいですね!」(店長)
イチ押しは、パウダリーなピンクやグリーン、ラベンダーなどが揃う「春の新作『GRUUV』」(店長)とのこと。下段の【店長のお勧め3品】の1枠目でご紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。
もちろん、並んでいるのはスニーカーだけではありません。
レディスならば、ミドルヒールパンプスやローヒールパンプスのほか、レースアップシューズやトレンドのローファーも(↑)。いつものお洋服の足もとをローファーに変えるだけで、イッキに今っぽいスタイリングが完成します。
しかもエナメル加工を施したパテントレザーの光沢が美しいコチラは、「畏まったお席にもぴったり!」と、店長。はじめましてのご挨拶シーンがしばらく続くこの時期、あれこれ便利に使えそうです。
なお、メンズも華やぎのシーンに最適なエナメルタイプからミニマムでプレーンな、日々の通勤に大活躍してくれそうなタイプまで幅広く揃っています。とくにさまざまなテクノロジーを盛り込むことで、より軽やかに動き回れるよう工夫したビジネスシューズや最近ブームが再燃しているゴルフシューズなど、アクティブな靴が人気なのだとか。
テクノロジーやゴルフシューズについては、また後段で触れることといたしましょう。
エコーは1963(昭和38)年、北欧・デンマークで誕生。創始者は、これまでにない “最高の履き心地” を夢見た靴職人でした。
その夢の実現のため、エコーでは皮のなめしからデザイン、製造、販売まで、ほぼすべての工程を自社で行っています。なかでも・・・
皮のなめしは、他のシューメーカーがほぼ手掛けることのない靴作りの第一歩。レザー(=革)という素材が人の足に最もなじみやすいこと、そして、アッパー(靴の上面)のレザーの質の違いが履き心地を大きく左右することにいち早く気づき、『Cow to Shoe(靴になるまでのすべて)』という基本理念のもと、自社でのレザー製造にこだわったそうです。
現在、4か国にレザー工場を持ち、世界の有名ブランドやトップメゾンへの供給実績を持つほどのクオリティ。それは「一度履いたら虜になる」と言われるエコーの靴の「履き心地を叶える秘密の一つ」(店長)なのだとか。
革作りから始めるという【クラフトマンシップ】は、こうしてエコーならではの “プレミアムレザー” を生んだのです。
さて、こちら(↑)はそんなクラフトマンシップを背景に、素材へのリスペクトから作られるようになった隠れた人気アイテム、「タナリーシリーズ」。サンプルやキャンセルされたレザーをアップサイクルし、タテ型とヨコ型の2タイプのトートバッグを展開しています。
これだけの面積でエコーのプレミアムレザーに触れられることはまずないので、一度手に取ってみてください。心を込めてなめされ、作られた革の質感がよーくおわかりいただけるハズ。
厚みも強度もしっかりあるのにクタッと柔らかく、肌に吸い付くようなヌメリ感。こんな革に足を包み込まれたとしたら・・・! そんな想像とともに。
リサイクル素材を使っているため、いずれのバッグも一期一会。サステナブルな観点からだけでなく、ただただお洒落の観点からも、気に入ったものがあればそれは買い!です。
新しいテクノロジーの飽くなき探求【イノベーション】は、革作りから手掛ける【クラフトマンシップ】と並ぶ、欠くことのできないエコーの哲学の一つです。
人間工学に基づいた足のカーブを再現し、一体成型による絶妙なフィット感を叶えたのは、「FLUIDFORM™」。またラバーソールにポリウレタンを流し込む「TRAY™テクノロジー」などの二重構造技術では、ソールの圧倒的な屈曲性と軽さを実現しました。
いずれも多くの靴に採用される重要なテクノロジーですが、もちろんそれだけではありません。
「エコーのテクノロジーをより実感していただけるのは、スポーツシーンです」—— と言う店長に誘われて、ゴルフシューズコーナーへ。
ここ、流山おおたかの森S・C店はゴルフシューズが充実しています。そのため電話でお目当てのゴルフシューズの取扱いの有無を確認し、遠方からわざわざ足を運ぶ方もいるそうなのですが、そのシューズに興味を持った理由が・・・ゴルフ中継を見ていて「おや?」と思ったから、あるいはSNSで〇〇プロが使用していることを知ったから、というものがほとんどなのだとか。
実はトーナメントに出場するトッププロのなかにも、エコーのゴルフシューズを愛用しているプレーヤーが少なくないそうです。
優雅に見えて、1ラウンド18ホールで約10kmの移動を伴うゴルフ。その一方で、足裏から伝わってくる微妙な芝や砂、地面の感触は、スコアをまとめるうえで重要な情報源となります。タフでありながらも繊細なシューズが求められるスポーツだからこそ、それを解決するエコーならではのテクノロジーが、プロやトップアマを惹きつけているようです。例えば・・・
低重心での足本来の自然な動きと一体感を実現し、まるで素足で歩いているかのような感覚を再現したのが、「BIOM NATURAL MOTION®」。
ケルンにあるスポーツ大学との共同開発により2,500名以上のアスリートの足を解析し、人体工学に基づいた「BIOM®ラスト」という木型を開発。この木型のテクノロジーを生かしているのが、人気の『BIOMシリーズ』です。
そして、ゴルフ特有の回旋運動をスムーズにサポートするのは、スパイクに匹敵するグリップ力を実現した「MTNグリップアウトソール」(BIOM H4)をはじめ、「ZONAL FLUIDFORM™」(S-THREE)や「TRI-FI-GRIP™アウトソール」(BIOM COOL PRO)など。
これらのアウトソールのテクノロジーこそ、「エコーのゴルフシューズが世界のプレーヤーに支持される一番大きな理由」(店長)なのだそうです。
さらに、360°の防水・透湿機能を持つ「GORE-TEX SURROUND®」を搭載するモデルも多く、荒天時の足もとも抜かりなし!
ゴルフシューズはソフトスパイクタイプとスパイクレスタイプの2種類があります。スパイクレスタイプならば日常使用も可。普通のブランドではこの近未来的なビジュアルと、虜になるほどの履き心地を両立する靴を見つけることは、なかなかできません。毎日の足もとにエコーのゴルフシューズをセレクトする、というのもいいのでは?
さまざまなテクノロジーやこだわりを詰め込んだ、エコーの靴。とくにプレミアムレザーの柔らかくてしなやかな質感は小まめなケアで長く保たれるばかりか、経年変化によって日々、自分の足に馴染み、風合い・履き心地がむしろ増していくそうです。
エコーにはより長く愛用できるよう、オリジナルのケア用品があります。しかも・・・
スプレータイプのアイテムはガスを使わないエアゾールフリーとあって室内でケアができますし、どのケアアイテムもゴア社承認済み。GORE-TEX搭載シューズにもサッと使えて便利です。
なお、エコーの靴は全商品インソールの取り外しが可能。人間工学に基づいて考え抜かれた木型を使用するため、インソールの買い替え時にはサイズを指定するだけのお手軽さです。
スルッと外してサクッと装着! あとはオリジナルの木製シューキーパーで型崩れを防止しつつ、次回の出番までゆっくり休ませてあげましょう。
流山おおたかの森S・C店には、それらオリジナルのケア用品がフルライン揃っています。
慈しんで長く履き続けたい、そんなプレミアムな靴たちは、すべて広大な自然に囲まれたデンマーク本社でデザインされています。北欧のセンスに磨かれ、そうして生み出された “最高の履き心地” 。美しさを備えた履きやすさ、だなんて、なんだかちょっぴりオトクな気がしませんか?
さて、スタートの4月です! 夏を前に、そろそろサンダルが入荷する頃。悩み多き足をお持ちの方も、カッコいい!は絶対外せないとおっしゃる方も、ぜひ一度・・・☆
本館 1F
TEL:04-7178-3091