決してお料理が嫌いなワケじゃないけれど忙しい日々のなか、食事の仕度はタスクの一つとなり“食べる”がただのカロリー摂取に…そういう時もあるでしょう。手料理を食べさせたい相手がご家族であれご自身であれ、楽しく作って楽しく食べたい!ならば、こんな手がありますヨ。
約束の時間に訪れると、花柄&フリルのロマンティックなエプロンやデニム素材のクールなエプロン、お手製でしょうか、チェック柄の秋らしい割烹着などを身につけた生徒さんが整然と並ぶ調理台の一角に、様々な調理器具や食材を準備して、慣れた様子でクッキング中。
お手もとを拝見すると、数人のグループでご飯ものを作っている方々もいれば、先生に見守られながら、難しそうなケーキやパンをお一人で作っている方々も。どうやら全く違うレッスンが、同時にいくつも進行しているようです。迎え入れてくれた統括責任者のK先生によると・・・
「ABCのレッスンは日時やメニュー、インストラクター (=先生) などがご都合・お好みでいろいろ選べる、先着5名様までの少人数制。生徒さんはご自分のペースでお料理に励んでいらっしゃいます」とのこと。コース・クラスが多彩で、グループで作るレッスンと一人で作れるレッスンがあるのだとか。
上写真は実は、K先生とそんな会話を交わした約15分後の取材風景なのですが、そう、今回はケーキ作りの基本のキ、スポンジ作りを実際に体験! 合間合間で、レッスンを担当してくれたA先生 (上写真) と先ほどのK先生に、いろいろなお話を伺いました。
久々に握ったハンドミキサー。スイッチのON/OFFを切り替える親指のぎこちなさはご容赦いただくとして、取材者も先生も口もとが…笑っていますね。楽しいムードは伝わるでしょうか。
さて、今回作るスポンジは・・・
9・10月の期間限定『体験レッスン』のメニューとして人気を博した、こちらのロールケーキ (↑) から。ほろ苦~いブラックココアスポンジです。
あとでホイップクリームとチョコチップをのせてクルクル巻くことを考えれば、スポンジはふわふわが絶対条件。生地がかたいと巻く途中で折れ、割れてしまう場合もあるのだとか。
さぁ、A先生による説明に耳を傾けたら、途中でちょいちょい挟まれるコツ・豆知識も聞き逃せない、スポンジ作り体験レッスンのスタートです!
粉類はイッキに振るって均一に
まずはあらかじめ計量し、ひとまとめになったココア、ブラックココア、薄力粉をイッキに振るいにかけるところから (↓)。
作り方だけでなく、どうして粉を振るわないといけないのかといった作業の目的なども、先生はわかりやすく教えてくれます。
ABCの体験レッスンでは工程が進むたび、まず先生がお手本を見せ、参加者が同じ作業を繰り返すという手順が踏まれます。細かい動きを先生が一つひとつ丁寧に説明しながら見せてくれるので、初めて触る器具などもすぐ使いこなせるようになりますヨ。
続いて、卵を卵白と卵黄に分ける作業へと (↑)。
卵の割り方、卵白と卵黄の分け方にもポイントが!
── ちょっとしたコツをその場で教えてもらえるのは、スクールならでは。とくに時短につながるコツは、忙しい皆さんが美味しいものを作り食べるための大きなヒントになりそうです。
さぁ、お次はハンドミキサーを使い、卵白をボリュームたっぷりに泡立てます (↑)。そう、メレンゲ作りです!
メレンゲ作りには今回、かなり時間を割きました。何しろ生地のふわふわは「メレンゲ次第」(A先生) 。先生の助言に耳を傾け、ところどころで交代・調整してもらいつつミキサーを動かし続けると、卵白がしっかりと角の立ったふわふわの状態に。そこまで泡立ってきたら・・・
メレンゲをつぶさない、それが大事
ようやくここで、砂糖を投入 (↓)! しかも複数回に分けて加え、丁寧に混ぜていきます。
せっかく泡立てたメレンゲをつぶさないための作業工程・コツをしっかり教えてもらったら・・・
卵黄と、最初にまとめて振るっておいた粉たちの出番 (↑)。卵黄を加えて均等なオレンジ色になるようミキサーで混ぜ合わせたら、粉たちを再度振るいつつ投入します!
手もとはミキサーからゴムベラへと持ち替え、メレンゲをつぶさないように切り混ぜを。…残念なことに手首の関節がかたい取材者はこの作業に手こずり、先生にゴムベラを優しく静かに取り上げられること数度。それでもめげずに仕上げのオイル等を回し入れて混ぜていくと、生地はちゃんと応えてくれてツヤピカになりました。
そのツヤピカ生地を、シートを敷いた天板へと流し入れて (↑) 気泡を抜いたら、予熱設定しておいたオーブンへとスライドイン!
うわー、いい香り!
10分もするとほろ苦いココアの香りが周囲を満たし、優しく鼻腔をくすぐります。さらに数分後、設定時間を迎えると・・・
水分量も程よい、褐色のふわふわスポンジの完成です (↑)!
時々で先生が調整をしてくれたり泡立てやかき混ぜにストップをかけてくれるなど、誘導してくれたからこその上々の焼き上がりではありますが・・・デカした! わたし!!
少人数制にこだわるABCだからこそ得られる、達成感。人数が少ない分、細かく助言が得られ、確かなスキルが身につきそう。しかも褒めてのばしてくれる指導が自信と心の余裕につながって、ほっこり楽しむことができました。
初めての方限定の『体験レッスン』は、所要時間約120分。2か月ごとに内容が変わる期間限定レッスン (スウィーツ作り) のほか、殿堂入りおかずをメインにした、和・洋の献立の3種から選べます。いずれも550円! どれか一つ…うーん、迷いますね。
下段の【お店のお勧め】で、11・12月の期間限定レッスンのケーキや和洋の殿堂入り体験メニューをご紹介しています。下記リンクもご参考に。
★『はじめての方限定|550円体験レッスン』の詳細:
https://www.abc-cooking.co.jp/board/start_1day.html
体験レッスンに参加してみて「もっと料理の腕を磨き、楽しみたい!」となれば会員登録をし、本コースへ! ABCには『クッキングコース』『ブレッドコース』『ケーキコース』があり、各コースに初心者から上級者までをカバーするクラスが設定されています。
お家の食卓を充実させたいのならクッキングコースの基礎クラスからバリエーションクラスに進み、レパートリーを増やすのもいいでしょう。パンやケーキ作りにご興味があれば、ブレッド・ケーキ各々の基礎クラスからマスタークラスへ。そして、それら必須課程を修了すると・・・
自宅で教室を開いたり、ABCのインストラクターになる等、仕事の幅が広がる『ABCライセンス』取得のチャンスが得られます。
取材日にもブレッドとケーキのマスタークラスの生徒さんが一人ずついらっしゃいましたが、上写真・上段がケーキコース・マスタークラスの生徒さんのお手もと。斜めにまっすぐしぼったスポンジ生地は、焼くと膨らんで隙間が埋まり、凹凸感のあるロールケーキの生地になるんです!
お料理好きの方の「お店を開く」「先生になる」、そんな夢の実現も目指せる、ABCクッキングスタジオなのです。
また、満4歳から小学6年生までを対象にした1回完結型のキッズコース『abc kids』もあり、流山おおたかの森S・C校はとくに大人気。入口を入った右側に、可愛らしいキッズ専用のキッチンとテーブルが設えられています (↑)。
そして、「小学校4年生以上」「身長130cm以上」の二つを満たせば、本コースへの入会も可能。大人の方と一緒に、キッズが楽しく頑張っているそうです。「学割」を使って、どうぞオトクに☆
さて、ブレッドとケーキのコースでは、作品をお持ち帰りになる方が多いそうですが、とくにケーキの持ち帰りって、大変ですよね? ABCではケーキ箱やクッキー缶などをオリジナルでご用意。楽ちん・便利というだけでなく、まるで人気ショップで買ってきたみたい! そんな本格的な作品が作れるところも、ABCの人気の秘密なのかもしれません。
日本全国どこのスタジオにも通えるフリー通学制。リアル・タブレット・オンライン…と、受講スタイルが都度選べるのも続けやすいですね!
お持ち帰り用のオリジナルケーキ箱 (上写真・下段) をご覧になって、お気づきになられましたか? ABCは来年なんと、40周年を迎えます。考え抜かれたレシピと映える仕上がり。歴史に裏打ちされた、胃袋だけでなくココロまで満たすハッピーな手作り料理たち。
ABCでコツをつかんでレパートリーを増やし、今日は何を、誰のために作りましょう? お一人暮らしならば、仕事帰りに材料も道具も揃うABCへ立ち寄って、仲間とおしゃべりしながらクッキング。楽しく作って、とことん楽しく召しあがれ♪
本館 3F
TEL:050-1751-4536